『自分という着ぐるみを大切にすると、運は回り出す』

はじめに

私たちは人生のどこかで必ず一度、

「なんでこんなにうまくいかへんの？」

「どうして同じところでつまずくん？」

そんなふうに感じる瞬間があります。

でももし、

“うまくいかない理由” が、

努力不足でも才能不足でもなく、

「自分という着ぐるみ」を雑に扱っているせいやったとしたら？

私たちは魂として生まれ、

それぞれ違う“身体” “性格” “環境”という着ぐるみを着て、

この世界を体験しに来ています。

でも多くの人が、

自分の着ぐるみを嫌がったり、傷つけたり、比較したり、粗末に扱ってしまう。

すると、

その着ぐるみを通して見える“現実”も乱れ、運も止まっていく。

今日は、そんな「自分の着ぐるみ」を

もう一度やさしく扱えるようになるための話をします。

自分という着ぐるみとは何か

H3｜魂そのものは傷つかない

魂は本質的には光であり、愛そのもの。

揺れへんし、欠けへんし、汚れへん。

ただ、この世界に降りてくるとき、

魂は「体験するための道具」として着ぐるみを着る。

それが——

性格

身体

感受性

家庭環境

生い立ち

人間関係

この全部。

これらは欠点や問題ではなく、

魂が「今回の人生で体験したくて選んだセット」。

でも多くの人は、

この着ぐるみを好きになれない。

なぜ自分の着ぐるみを嫌いになるのか？

比較の世界で育つから

人は小さいころから、

「もっとこうしたら？」

「あの子はできてるのに」

と比較を押し付けられ、

足りないところ探しのクセ がつく。

すると、

本来は宝物のはずの着ぐるみを

「欠陥品」と勘違いし始める。

私は性格が弱い

私は太ってる

私は頭が悪い

私は要領が悪い

私の家は恥ずかしい

私には才能がない

この“思い込み”こそが、

着ぐるみを傷つける一番の原因なのです。

着ぐるみを雑に扱うと、現実はどうなる？

着ぐるみ（＝自分）を嫌うと、

人生はびっくりするほどギクシャクする。

①人間関係が乱れる

自分を嫌いな人は、

無意識に“自分を雑に扱う人”を引き寄せる。

②運の流れが止まる

自分を大切にできていない人は、

潜在意識が「私は価値がない」と勘違いし、

運を遠ざけてしまう。

③選択がブレる

着ぐるみを信用できてないから、

何をしても不安で決められない。

④心も身体も疲れやすくなる

嫌いな着ぐるみの中で生活してたら、

そりゃ疲れる。

着ぐるみを大切にした瞬間、運は回り出す

これは“精神論”じゃなくて、

現実としてちゃんと変わる。

ではどうやって

自分という着ぐるみを大切にできるのか？

自分の着ぐるみを大切にする方法

① 自分の声を無視しない

疲れたら休む。

嫌だったら距離を置く。

怒りを感じたら「私はそう感じたんだな」と認める。

たったこれだけで、

潜在意識はこう思う：

「あ、私の着ぐるみって大事にされてるんや」

ここから運の流れが変わる。

② 自分に嘘をつかない

本当は行きたくない場所に行くと、

着ぐるみが“摩耗”する。

本当はしたくない我慢を続けると、

着ぐるみが“濁る”。

選択の基準はシンプル。

やりたい？やりたくない？

この感覚を尊重し始めた人ほど、人生は軽くなる。

③ できない自分を責めない

着ぐるみには個性がある。

動くのが苦手な着ぐるみ

人の気持ちに敏感な着ぐるみ

学ぶのがゆっくりな着ぐるみ

体力が少ない着ぐるみ

コミュニケーションが独特な着ぐるみ

それ全部、設定。

欠点やなくて“役割”。

④ 自分の幸せを小さく見積もらない

「私なんかが幸せになれるはずない」

と思った瞬間、潜在意識はそれを採用する。

逆に、

「私は幸せを受け取っていい着ぐるみ」

と思い始めた瞬間から、

現実は本当に変わる。

⑤ 自分を愛する努力ではなく、“理解する努力”をする

自分を愛そうとすると苦しい。

でも理解しようとするとラクになる。

理解ができたら、

次は自然と愛情が湧いてくる。

着ぐるみを大切にすると、なぜ運が回り出すのか？

理由はとてもシンプル。

潜在意識は“扱われ方”で価値を判断する

自分を雑に扱うと、

潜在意識は「私は雑に扱われる存在」と認識し、

雑な出来事を引き寄せる。

逆に、

大切に扱い始めると、

「私は大事にされる存在」

と潜在意識が書き換わる。

すると、

大事にされる現実が集まってくる。

自分という着ぐるみの“波動”が整う

着ぐるみ＝現実の翻訳機。

この翻訳機が濁っていたら、

何を見ても悪い方向になる。

でも大切に扱われている着ぐるみは

軽く、透明で、柔らかい。

すると現実の意味づけが変わり、

ポジティブな流れが自然と増えていく。

人生が変わるきっかけは、「自分の扱い方」が変わった瞬間から

人生って、

いきなりドカンと変わるんじゃなくて、

微細な変化の積み重ねで変わる。

自分に優しくした日

やりたくないことを断れた日

休むことを許せた日

あ、今日ちょっと機嫌ええなって思えた日

こういう“些細な選択”が

着ぐるみの整備になっていく。

整備された着ぐるみは、

本来あるべき人生の流れに戻っていく。

最後に：着ぐるみの本当の役割

自分の人生をよくしたいなら、

まずは“着ぐるみ”を丁寧に扱うこと。

着ぐるみは、

魂がこの世界を体験するための

“唯一無二の乗り物”。

これを嫌ったら、人生は進まない。

これを愛したら、人生はほどけていく。

あなたが着ているその着ぐるみは、

あなたが思っているよりずっと美しくて、

ずっと役割があって、

ずっと価値がある。

大切に扱えば扱うほど、

着ぐるみは輝き、

あなたの人生の景色も変わっていく。

今日からほんの少し、

自分の心と身体を

やさしく扱ってみてください。

それが、

運を回し始める一番の近道です。