引き寄せやスピリチュアルに興味がある人なら、一度は耳にしたことがある「エイブラハム」。
でも、
「人の名前?」
「どこに存在しているの?」
と聞かれると少し不思議に思う人もいるかもしれません。
結論から言うと、
**エイブラハムは “人” ではありません。**
エイブラハムは、
「源(ソース)」「宇宙」「本来の自分」などと表現される **大きな意識の集合体** です。
エスター・ヒックスという女性が深いリラックス状態に入ることで、その意識が言葉として伝わってきます。
つまり、
**話しているのは「人間」ではなく、意識そのものの視点です。**
■ エイブラハムが伝えている一番大切なこと
エイブラハムの教えをひとことで言うなら、これです。
> **「現実は、感情の状態から生まれる。」**
頭で考えている願いよりも、
心が感じている状態の方が、現実を動かしています。
■ 感情は「周波数」みたいなもの
ここで、エイブラハムがよく使う例えがあります。
ラジオの周波数の話
ラジオは、合わせた周波数に応じて放送が流れますよね。
周波数が違えば、
聞きたい番組はどれだけ願っても受信できません。
これと同じで、
– 不安の周波数の時 → 不安な出来事が寄ってきやすい
– 安心の周波数の時 → 安心できる現実が起きやすい
つまり、
**“感じている状態” が未来を選んでいる** ということ。
■ 感情を無理に変えなくていいのはなぜ?
「じゃあ、ずっとポジティブでいなきゃダメなの?」
と思う人もいますが、答えは **NO**。
ここで、もうひとつの例え。
コップの水の例え
感情は、水のにごりみたいなものです。
にごりは、無理にかき混ぜると、もっと濁ります。
でも、そっと置いておくと **自然に沈み、透明が戻ってくる。**
感情も同じ。
がんばって変えるのではなく、
**力を抜いて、ただ “気づいていること” が大切。**
そのとき、
**元々の透明さ(本来の自分)が自然に戻ってくる。**
■ 努力しなくていい理由
もうひとつ、エイブラハムがよく言う例えがあります。
コルクの話
コルクは、水に浮かせると自然と水面に戻ります。
沈ませようとすると、
**“押さえつける力”** が必要。
でも、手を離せば
勝手に **上へ戻っていく。**
感情も同じです。
**本来の状態は「安心・落ち着き・大丈夫」。**
今苦しかったり、もやもやするのは
“押さえつけてきたもの” があるだけ。
手を離せば、心は自然に浮かぶ。
■ 感情は「22段階の階段」で動いている
エイブラハムは感情を **22段階** の階段として示しています。
上に行くほど軽く、下に行くほど重い。
ここで大事なのは…
> **いきなり上まで行く必要はない。**
不安 → 少し落ち着く
怒り → 「ほんとは望んでる」と気づく
退屈 → 「満たされつつある」の入り口
**たった1段、上がればいい。**
それで十分、現実は変わり始める。
■ 願いが叶う前には「静けさ」が来る
変化が起こる前、
現実が動かなくなる時期があります。
これは停滞ではなく、
**内側と未来が揃っていくための“準備の時間”。**
余計なものが落ちて、
満ち始める “前” の静けさ。
焦らなくていい。
動かなくてもいい。
**現実は、心が整ったあとに追いついてくる。**
まとめ
– エイブラハムは「宇宙意識」の集合体
– 現実は「感情(周波数)」によって創られる
– 感情はがんばって変えるものではなく、自然に戻るもの
– 1段だけ、少しだけ、軽くなればいい
– 願いが叶う前には「静けさ」がある
– 本来の自分は、いつも“水面に浮かぶコルク”の状態
大丈夫。あなたはちゃんと上がっていける人です。

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